【病院見学】研修病院を見学する時に聞くべきことチェックリスト【初期研修医・医学部生】

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こんにちはとーかです。

医学部の5年生、6年生になってくると、将来の研修先の病院について考える時期となります。病院を選ぶうえで大切になってくるのが「病院見学」です。病院見学をすることによって、その病院が本当に自分の働きたいところなのか、合っているところなのかを知ることができます。

しかし、見学に慣れないうちはいったい何を見たらいいのか、質問は何を聞けばいいのか分からないと思います。そこで、病院見学の時に質問で聞いておくべきことのリストを作りました!このチェックリストがあれば、あとで「○○を聞いてなかった~」と後悔することはありません。

聞くことリスト

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見学のときにチェックするポイントをまとめたリストもあります

研修病院を見学するときに見るべきことチェックリスト

救急について

救急の人数や体制について

救急は研修医にとって最も勉強になる分野です。ここの人数や病院の体制などは必ずチェックしておきましょう。

上級医からのフィードバックはあるか

研修医がバリバリ対応をさせてもらえる病院もありますが、研修医だけでは不安です。対応した後に、上級医からのフィードバックがあってこそ真に成長できる環境です。

研修医担当は何次救急か

ひと口に救急と言っても、walk-inなのか、重症例なのかで全く違います。研修医が対応するのはどんな患者さんなのかを聞いておきましょう。

救急車の受け入れ数

救急車の受け入れ数救急外来の患者数などは忙しさの基準になります。ちなみに救急外来の人数は年間で20000人を、救急車も年間5000台を超えるとかなり忙しい部類になると思います。

当直について

当直の体制(人数・上級医の有無)

研修医の生活をきめると言っても過言ではない当直。日中忙しい指導医から、くわしく教えてもらえるチャンスでもあります。研修医は副直といって指導医と2人以上で入ることが多いですが、2年目からひとりで当直になる病院もあります。

当直の日数

病院によってかなり違いがでてくる当直日数。全くないところから月10回以上とかいうとこも!各科の当直と救急の当直を合わせて月4回、週1回程度のところが多いようです。

当直明け勤務

通常勤務に続いて当直をこなしたあとにも、また次の日の勤務は始まります。しかし、病院によっては、当直の次の日は休みだったり、午前中で帰れたりするところも!QOLに大きく関与するので個人的にこだわりたいポイント。

 

業務について

勤務時間

いちおう病院の募集要項なんかにも勤務時間は書いてありますが、実際に働いている先輩に聞いてみないと実情は分かりません。めちゃくちゃ残業多いとか嫌ですよね。。。

スケジュール

1日のスケジュール、仕事の流れなども重要です。朝が忙しいとか、夕方からカンファがあるとか、診療科によって異なるとは思いますが、参考にはなります。

外科の手技

研修医の間に、外科の手技や、救急処置などができるようになっておきたいですよね?病院によって、どのくらい練習ができるかは異なります。手術に参加できるかどうかとかも聞いておくといいでしょう。

カンファレンスの内容、頻度

カンファレンスは、大切ですけどあまりに多すぎるのは退屈。。大学病院とかはカンファが多くて長くなる傾向にあります。週何回、話し合う内容はどんなことなのかなどをチェック。

平均担当患者数

忙しさの目安です。経験にはなりますが、あまりにも多くの患者さんを担当させられてもよいことはありません。自分の能力に合った病院を選ばないと。

病院について

何科が強い・有名なのか

病院によって、診療科の種類は異なります。そもそもない科もあるし、あっても指導医が少なかったりするとこもあるので、事前に調べましょう。

改善してほしいところ

働いている医師に直接病院の改善してほしい点を聞けるのは病院見学ならではです。

文献・ネット環境

研修医わからないことだらけで、調べものが多くなります。文献は充実しているか、up-to-dateなどが使えるかなども聞いておきましょう。

研修医室の有無

やっぱり研修医だけのスペースがあったほうがリラックスできます。パソコンが使えるか、文献が揃っているかなどもチェック。

後期研修やその後の進路

初期研修が終わったあとにどんな進路に進むのかは重要です。そのまま残るのか、大学病院などに戻るのか、先輩の進路は自分の将来となります。

専門医資格のとりやすさ

専門医資格は制度も変わってきていて注目が集まっています。将来のキャリアを考えるならこの点も聞いておくとよいでしょう。

福利厚生について

給与と手当

やっぱり気になるお金の話。病院によってもらえるお金はピンからキリまでです。平均すると年4~500万くらい。都会・大学病院ほど安くなる傾向があります。

休日・プライベートはどれくらいとれるか

QOL重視派には大切な項目。一応休みとなっていても、何となく様子を見にいったりして出勤することもあるらしいので、そこも含めて聞いておきましょう。

長期の休み

夏休み・春休み・年末年始これらの長期休みがどのくらいとれるのか(あるいはとれないのか)はしっかり聞いておかないと後悔しますよ。

帰宅後に呼び出されることはあるのか

医師のつらいところは勤務外でも、電話で指示を仰がれたり呼び出されたりすること。夜中でも関係ないなんてとこは覚悟が必要です。

寮や住宅補助

寮があるのか、または家賃の補助があるのかここらへんも聞いておきましょう。入寮の義務があるとこもあるみたいです。

飲み会やイベントの頻度、参加率

意外と盲点なのが、飲み会やイベント。働き出してからは楽しいことばかりではないかも。雰囲気や参加率なども探れるといいですね。

その他

研修医の男女比

あまりにも偏ってるとこは個人的には嫌なので。

病院を選んだ理由

先輩研修医はマッチングをのりこえ、就職されています。どうしてこの病院を選んだかの理由を聞くと参考になるでしょう。

忙しさ

ぶっちゃけどのくらい忙しいかをこっそり聞きたい・・・!

勉強会・学会・研究

自分の興味のある分野についてもっと勉強したい!研究したい!という人は参加しやすいか、交通費の補助があるかなどもチェック。

まとめ

病院見学は、自分の将来を考える大事な機会です。準備不足で後悔することがないようこのチェックリストを活用して充実した見学にしましょう!

見学で見ておくべきポイントをまとめたリストもあります

研修病院を見学するときに見るべきことチェックリスト

 

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