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こんにちはとーかです。
今回も知られざる医学部の真実をお届けします。
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【医学部の大学生活】現役生が明かす恋愛・バイト・勉強 – イカした医学生
医学部の勉強 CBT・OSCE・ポリクリ・医師国家試験とは – イカした医学生
部活とサークルの違い
大学生といえば、サークルが大きな特徴だと思います。
高校までの部活とは違い、比較的ゆるい雰囲気で活動、飲み会やイベントを楽しむというイメージがあるのではないでしょうか?
華やかなサークル活動に憧れている人も多いですよね?
意外と知られてないことですが、大学にも部活はあります。
大学での部活とサークルの違いについて知っていますか?
ざっくり説明するとこんな感じです。
サークルはエンジョイ勢、部活はガチ勢という認識でいいと思います!
もちろんどちらにもメリット、デメリットはあります。
しかし、いわゆる大学生のような生活を送りたいなら少なくともガチガチの部活に入ることはおすすめしません。ほぼ毎日の練習に土日の試合、休みは合宿に大会とバイトする暇もない忙しさになってしまいます。部員もそれを望んできている人ばかりなので、合わないときは大変です。(辞めるのも苦労します)
大学は趣味を追求したり、バイトしたり色々なことを楽しみたいという人はサークルに入りましょう!
医学部生の場合
ここまでの話は、一般的な大学生のこと。医学部はまた状況が違います。
まず、医学部はほかの学部とキャンパスが違います。部活もサークルも全学で行われるので、わざわざ遠いキャンパスまで行かなければいけません。
しかも、医学部は6年制、普通は4年生で大学卒業なのでずれてしまいます。さらに大前提として、医学部は授業や実習が詰まっていて忙しいです。
よって、普通のサークルや部活で活動するのは難しいのが現状。
どうしてもやりたいことがあって、ゆるめのサークルなら低学年の間はなんとかなるかなという感じです。
医学部の部活
そこで医学部には、医学部独自の部活が存在します!
イメージとしてはサークルと部活の中間くらいの活動で、週3~5日が多いと思います。部活より活動頻度は少ないけど、サークルと違い参加は義務みたいな感じで、短い練習でもやるときは本気です。週3でも授業や実習が忙しいし、課題やテスト勉強が大変なので意外と時間に余裕はありません。それなのになぜか医学生は部活にたいしてガチなんですね。(高校のときに勉強ばかりで満足に部活に打ち込めなかった勢が反動でガチになっているという説を主張したい)
西医体・東医体
医学部の部活は、ほぼ医学部の学生しか在籍していません。というのも、前述した理由があるのと、医療系の学生しか出場することのできない大会があるからです。
医歯薬といって医学部歯学部薬学部のみの大会や、「西医体」「東医体」という医学科の学生のみの大会です。とくに西医体・東医体はメインの目標となることが多いです。
普通の大学生とは基本の運動能力が違いすぎるうえに練習時間も短いので、同じ土俵で戦っても勝てるわけがありません。同じくらいのレベルの医学生どうしで競っています。
余談ですが、運動部の医学生は夏になるとこれらの大会に向けてなぜか髪を染めます。しかも金髪や緑髪とかの変な色に。普段はマジメな医学生もノリと勢いでDQN風に変身します。
部活の種類
残念ながら医学部の部活の種類はとても少ないです。全学年で600人しかいない医学科がメインなので仕方がないですね。メジャーなスポーツに加え、軽音やESS、東洋医学研究会みたいな文化系も合わせて20個くらいでしょうか。
運動部の掛け持ちは厳しいですが、軽音やESS、~勉強会などと兼部している人は多いです。ぼくはメインの運動部ひとつと、サブで軽音にも入っていました。
部活のメリット
部活に入ることの大きなメリットは友だちができることです。大学では普通に授業を受けるだけではそこまで親密な仲にはなれません。やっぱり同じことに打ち込む仲間がいちばん信頼できる友達になります。部活のメンバーは練習に加えて、飲み会や旅行などいっしょにいる時間が必然的に長くなります。そうなると結局みんな大学でも部活単位で行動することが多いんですよね。
上下関係が学べます。医師の世界はかなり独特なタテ社会です。そこでの振る舞い方を学べるのはやはり部活です。OB・OGの先輩ともかかわる機会があるので、そこで人脈も作れます。
集中力や忍耐力がつくのはもちろん、医者は体力も重要なのでそこもメリットです。10時間にも及ぶ手術なんてざらにあるので、学生のうちから体力をつけたいという人は多いです。
あと、細かいことですけど部室というスペースがあるのデカいです。空きコマなどに時間をつぶせます。マンガはもちろん、ソファーに冷蔵庫、ゲームなどを置いているところもあります。
部活って入らないといけない?
医学部の部活の参加率はとても高いです。9割以上、学校によってはほぼ全員が何かしらの部活に参加しています。
というのも、医学部で生き抜いていくにはタテのつながりが大切だからです。過去問や実習の情報を先輩から手に入れ、研修先の病院の話も聞かなければいけません。実際に病院で働き出してからも知っている先輩がいるのといないのでは大違いです。
こうした話を入学当時の新歓で嫌というほど聞かされ、入学したての医学生はみな部活に入らなきゃ!と思うのです(笑)
実際、部活に入ってよかったと思うことは多いです。部活に入っていないとやっぱり暇だし、仲間ができるのはいいことです。先輩・後輩関係が厳しいとネットではよく言われていますが、実際はそこまで厳しい話は聞いたことありません。(何年も前や田舎の大学の話なのかな?)自分に向いている部活かどうかをしっかり見極めて入部すれば、大学生活をもっと充実させることができます。
それでも、部活に入りたくない人、辞めたいという人は部活なんて辞めていいと思います!いまの時代、ネットでいくらでも情報は手に入るし、同級生のつながりを作ることができたら過去問なんかも手に入れることは簡単です。(学年LINEで過去問を共有してるところなんかもあるそうです)最近の新歓の感触では、部活の参加率は落ちてきている気がしますし、辞めてしまったという話もよく聞きます。
勉強との両立は?
問題ありません。
もちろん部活によって忙しさは違いますが、医学部の部活ならある程度考慮されているはずです。先輩も卒業できてるわけですから、あなたができないはずはありません。逆に全学の部活やサークルはその辺が考慮されてないので厳しいです。ふつうに授業と大会が被ったりします。
医学部の勉強でなにより大切なのは”情報”。膨大な範囲を漫然と勉強するより、部活の先輩にポイントを教えてもらった方が圧倒的に効率がいいです。実際、試験に落ちるのは部活に入ってなくて友だちから情報をもらえなかった人ですしね。
まとめ
医学部には独自の部活があり、医学生はほとんどその部活に所属していますが、最近は入らない人も増えてきています。
ネットにあふれてる「医学部は部活に入らないと生きていけない」というのは過去の話でしょう。
自分に合った部活選びで、充実した大学生活を送ってください!
部活の選び方→医学部医学科の新入生に贈る部活・サークルの選び方