現代の魔法使い「落合陽一」とは?著書の感想と読む順番のおすすめとランキングを紹介

最近よく名前を聞くようになった「落合陽一」氏。

落合洋一写真 by masato-kato

出典:http://yoichiochiai.com/ Photo by Masato Kato

僕は最近この人の存在を知って大きな衝撃を受けたので、周囲の人にも「落合陽一」を知ってもらいたいと思っています。しかし、落合陽一はやっていることが広範で、肩書きも多数持っていてなんとも説明しにくいのです。さらに、落合氏は幅広く専門性の高い知識と一般人の2周先をいく思考を持ち、初見で理解することは不可能でしょう。(僕自身もまだまだです) というわけで、多数のメディアに切り取られた「落合陽一」を紹介しつつ、皆さんが彼をより知っていくためのステップを紹介します。

脱魔術化と再魔術化だれでもわかる!世界が注目する「落合陽一」思想を3ステップでわかりやすく解説

落合陽一とは

肩書き いっぱい!

  • メディアアーティスト
  • 博士(学際情報学)
  • Pixie Dust Technologies.Inc CEO
  • 筑波大学 学長補佐
  • デジタルネイチャー推進戦略研究基盤 基盤長 / 准教授
  • 大阪芸術大学客員教授
  • デジタルハリウッド大学客員教授
  • VRコンソーシアム理事
  • 一般社団法人未踏理事
  • 電通ISIDメディアアルケミスト
  • 博報堂プロダクツフェロー

つまり、アーティストであり、大学の教員・研究者であり、企業の経営者でもある、色々やっている人です。

大学でラボを持ち学生を教えながら、自身の会社とコラボして研究・開発を行い、研究成果をもとにアートを作る、さらにその知見を活かして各所で講演されたり、著書を出版されたりしています。

分野は、コンピュータと人間の関わりかたなどをメインに研究されていて、人間、自然、デジタルリソース(コンピューター)がシームレスにつながり合う世界観「デジタルネイチャー」を提唱されています。

メディアではカレーを飲んだり、お菓子(つぶグミ)が主食だったりの変人ぶりや、父親が落合信彦氏であること、子供が口唇口蓋裂であることなどが取り上げられがちですが、落合陽一の思考を知っておくことはこれからの時代に不可欠なものになると僕は確信しています。

落合陽一の雰囲気は動画で見よう

落合陽一は雑誌やネットに多数のインタビュー記事があり、著書もたくさん出ていますが(インタビュアーやライターが本人の意図を捉えきれていないことが多いので)、独特の雰囲気や話し方、その思考スピードを感じるためにも動画で見ることをおすすめします。

ソフトバンクでの講演が短めでわかりやすかったのですが公式動画が消されてしまったので、筑波大学での講演を上に紹介します。すばらしいので全部聞いてもらいたいのですが、長い!というひとは、冒頭に落合陽一の自己紹介と活動と考え方を語っているので、そこだけでも見てください。

これはソフトバンク講演のスライド。あえて内容には触れません。

これは講演なので1人で喋っているだけですが、なんだか異次元な雰囲気が伝わったでしょうか?
最近だと、News Zeroにも毎週火曜にコメンテーターとして出演しています。

Weekly Ochiaiのススメ

NewsPicksの「Weekly Ochiai」というテーマに沿って落合さんがお話する番組などもおもしろいです。(僕も過去のアーカイブまで遡って見てます)
最近のWeekly Ochiaiは、佐々木紀彦さん(NewsPicksCCO)と司会の石山アンジュさんとともに「〇〇をアップデートせよ」をテーマに、各分野の専門家を招いてお酒を飲みながら現状の課題を整理し、アップデートのための具体的な方法を探る形式で、会場の人やオンラインのコメントも取り入れるインタラクティブさと、(視聴者を置き去りにする)ハイレベルなトークが人気です。
意識高い系のビジネスマンが集うニュースアプリのNewsPicksが、落合さんを全面的に押し出してくるあたりで彼の凄さが伺えます。
(僕も最初は彼の発言する単語の意味がわからないレベルでしたが、アーカイブを一時停止してその都度単語をググって意味を調べながら頭の中で繋げていくと、彼の言っている内容の深さを理解することができます。
慣れると1.5倍や2倍でも理解できるようになります◎)

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著書の評価と読む順番

落合さんの著書は多数ありますが、どれから読めばいいのかわからない!という人のためにざっくり紹介します。

個人的おすすめランキング

1位「デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂」
2位「魔法の世紀」
3位「日本再興戦略」
4位「ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法」

魔法の世紀

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20世紀を作りあげた「映像の世紀」から、コンピュータ科学という名の統一言語で、知能・物質・空間・時間を含む、この世界のあらゆる存在と事象が記述され、互いに感応しあう「魔法の世紀」になっていく。

魔法の世紀の評価
読みやすさ
(2.5)
内容の深さ
(5.0)
実用性
(3.0)
総合評価
(3.5)

落合さんの思考の根底を理解するには必要不可欠な本。ただし、内容は難解で読みにくさはあるので、コンピュータや文化が好きで知識のある人以外には最初の一冊としてはおすすめできません。慣れたらぜひ。

これからの世界をつくる仲間たちへ

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「魔法をかける人」 になるか、「魔法をかけられる人」になるか

これからの世界をつくる仲間たちへの評価
読みやすさ
(4.5)
内容の深さ
(3.5)
実用性
(4.5)
総合評価
(4.0)

タイトルのとおり、学生・若い人むけの内容になっていて、コンピュータのもたらす新しい世界で活躍するためには何を大切にしたらいいのかのヒントが詰まっています。落合思想を噛み砕いたわかりやすい文章に、難しい語句の注釈も充実しているので、最初に読む本としてもおすすめです。

超AI時代の生存戦略

超AI時代を生き抜いていくために時代性を読み解き、必要なスキルやマインドセットなどについて解説

超AI時代の生存戦略の評価
読みやすさ
(4.0)
内容の深さ
(4.0)
実用性
(4.5)
総合評価
(4.5)

これからの~の大人向け版。この一冊に落合思想と生存戦略がバランスよくまとめられています。おしむらくは内容が広がりすぎて薄くなってしまっている部分があること、さらっと大事なことを言うのでスルーしそうになることです。

日本再興戦略

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世界でもっとも注目される日本人科学者が描く希望の国のグランドデザイン

日本再興戦略の評価
読みやすさ
(4.5)
内容の深さ
(4.5)
実用性
(3.5)
総合評価
(4.0)

最近売れている本。日本という国、その歴史や背景、そして世界の情勢をひもといて再興への戦略を語っています。自分でも気づいていない言葉や習慣、考え方に気づくことができます。注釈も豊富でおもしろいです。自分の周りでは、落合陽一を全く知らなかった人に受けがいいです。

デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂

これはライターさんによるものではない本人による3年ごしの超大作です。非常に難解ですが、この本に落合思考のほぼ全てが詰め込まれていると言っても過言ではありません。ぶっちゃけこれ読んでおけば他はいらないまであります。同じく本人著の「魔法の世紀」と合わせて読んでみてください!(難しすぎるので1冊目に読むのはおすすめしません)

10年後の仕事図鑑

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落合陽一と堀江貴文が、10年後の社会と仕事を予想する本。基本対話形式で図鑑部分はイラストもあるので中高生でも読むことができる。ただし、この本の重要な部分はどの仕事がなくなるかではなく、変化する働き方とお金の未来、これからの幸福とはをふたりが語っている部分。全く興味がない人にも読んでもらいやすい本。

ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法

題名の通り、2021年から2050年のニッポンのビジョンを元東京都知事の猪瀬直樹氏と語る。平成が失われた30年になったのはビジョンがなかったからと指摘し、2050年までのビジョンを見出すためにどうしたらいいのかを語る。日本の課題と解決策がわかりやすく提示されている。

0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書

「LifeShift」で提唱される「人生100年時代」の学び方のヒントが詰まった本。

脱近代宣言

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落合陽一が、同時代を疾駆する哲学者・清水高志、キュレーター・上妻世海とともに、デジタルネイチャーの“哲学”、脱近代、アート、仏教、あらゆる関心領域を語りつくし、応酬しあう。新しいカルチャーの誕生を予期させる、密度と速度と深い歓びに満ちた、歴史的会談!!

「BOOK」データベースより

おすすめする読む順番

学生 「これからの世界をつくる仲間たちへ」

コンピュータやアート好き 「魔法の世紀」

普通の人「日本再興戦略」

落合陽一ガチ勢「魔法の世紀」→「デジタルネイチャー」

こんな感じです。一例なのであくまで参考にどうぞ。
個人的にはデジタルネイチャーが全てに通じる根底の思想なのでデジタルネイチャーさえ読めばいいと思っていますが、難しすぎるので他の本で耐性をつけてから読むといいでしょう。

まとめ

落合陽一をひとつの方向から切り取って紹介するのはナンセンスだと思ったので、著書と動画の紹介にとどめておきました。あとは自身で理解しようとしてみてください。世界が変わりますよ。

脱魔術化と再魔術化だれでもわかる!世界が注目する「落合陽一」思想を3ステップでわかりやすく解説

おまけ

より深く理解するためには周辺知識として、アート、美意識、人工知能、哲学、仮想通過、歴史、経済など幅広いジャンルの知識が求められます。僕も勉強中ですが役に立ちそうな本を紹介しておきます。必死で考えて知識がつながった瞬間はたまりません。

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ありがとうございました。

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